風邪を治す睡眠方法
林修の今でしょ!講座で紹介された役立つ風邪に関する雑学。
睡眠が風邪に効果的な理由
風邪をひいた時に治すのに睡眠が重要なのは言うまでもないだろう。そのメカニズムは人は寝ると体の中で副腎皮質ホルモンが分泌されるからである。この副腎皮質ホルモンというのは医薬品にも使われている免疫を活性化させる成分である。つまり、睡眠でより多くの副腎皮質ホルモンを分泌させるのである。
名医のぐっすりと眠れる方法・横向きで気道を確保
枕外来という睡眠を専門とする整形外科で院長を務める山田朱織院長によると、良い睡眠を取る事は風邪を治すのに非常に大事である。
そして良い睡眠の質を取る為には横を向いて寝ると良い。首の骨の前の気道が横向きになる事で確保され、呼吸が非常に楽になる姿勢なのである。肺の解剖学的に横を向くと、肺の機関の角度が自然に外に向き呼吸がし易くなる、
それが横向きなのである。首の姿勢を良くして寝る事が風邪の症状を和らげる良質な睡眠といえる。
夜に咳が出て眠れない!咳が出る理由は?
起きている時は元気に頑張ろうとしている気道が、開いている為、呼吸し易い。しかし、寝ていてリラックスしている時というのは気道が狭くなり呼吸し辛くなるのである。そうなると少しの痰がからむだけで咳が出やすくなる。
風邪をひきにくい・悪化させない寝方
横向きに寝る事以外にも、シンプルではあるがマスクをして寝るという事が挙げられる。
睡眠中はリラックスしている状態なので大体の人は口を開いて口呼吸をしている場合が多い。起きたら枕がヨダレまみれになっていた記憶がある人や、いびきをする人などはこの傾向が強いといえる。
そのような寝方をしていると乾いた空気がモロに喉の粘膜を直撃する事になり、喉が乾燥し、呼吸しにくくなる。そこでマスクをして寝ると、乾燥した空気を湿らす事が出来る。
自分の息がマスクに湿気で含まれ、その湿度の高い空気は喉や鼻の粘膜を守るのである。つまり、マスクを使う事で自分の体が加湿器代わりになり呼吸が楽になるのである。